フロントシングル ワイドレシオ化 取付・調整編

自転車

前回までの記事はこちら

フロントシングルのワイドレシオ化 カセットとチェーンの調達
前回のXTRのDi2リアディレイラー購入に続き、関連部品の調達記事です。 ディレイラーは手に入ったので、ワイドレシオ化のため残りの部品を揃えていきます。部品の調達難でいつも行ってる自転車屋にも在庫無し、メーカーも在庫無し、半年待ち!の回答で...

スペーサが届いたので取り付けます。
シマノ純正 Y4T72400 の1.85mmスペーサ 500円弱です。


今回の改造で色々調べて分かったのですが、シマノ11sの場合は以下のような感じです。
  ロードバイクにMTBカセット →スペーサ追加でOK
  MTBにロードカセット    →取付け不可

ハブ側がスペーサを入れる前提の設計になっていれば問題ないですが、通常はMTBのカセットしか入れないのでMTBのロード化をする場合には注意が必要です。

↓こんな感じでスペーサを入れてカセットを取り付けます


写真を撮り忘れたのですが、42tのカセットに交換したにも関わらずもともと付いていたチェーンがかなり長く1リンクカットしてちょうどよい長さでした。
ということは、「32tの小さいカセットでかなり長いチェーンを使っていた」ことになります。今回のワイドレシオ化はチェーンの脱落とガチャガチャ鳴るのを抑えることも目的の一つでした。
ULTEGRAのリアディレイラーが悪かったのではなく、そもそもチェーンの長さが不適切であったようです。。。
変速はキビキビしていて全く違和感が無かったので、Di2がすごいのか、私が鈍感なのか、両方だと思いますが。。。


コネクタを差してマニュアルに従い調整していきます。
電動の調整は楽ですね。理想的なポジションをディレイラー側が記憶しているので、調整モードに設定してチェーンの側面が隣の歯に接触したら数回シフトレバーを操作すると位置が決まります。


改造前はロードよりな構成ですが、改造後はMTBよりになってきました。
Di2なのでロードとマウンテンを適当に混ぜても動きます。

部位BeforeAfter
シフターULTEGRA ST-R8050ULTEGRA ST-R8050
クランクGRX FC-RX810 1x 42tGRX FC-RX810 1x 42t
ディレイラーULTEGRA RD-R8050XTR RD-M9050
カセットULTEGRA CS-R6800 11-32tSLX CS-M7000 11-42t

ギア比はロー側が1.31から1.0になり、そのへんをちょっと試走しただけでもロー側がかなり軽くなっているのが体感できました!坂道が楽しみです!
もし軽すぎるようであれば、チェーンリングを42tから44or46tに少し重いギアにしてみても良いかもしれません。

ギア比変更前変更後
トップ42/11=3.8342/11=3.82
ロー42/32=1.3142/42=1.0

フロントシングルにしたところ大して軽量化されるわけでもないです。(むしろ重くなっているかも?!)
ですが、乗るだけではなくいじくり回すのが好きな人にとっては、コンポの組み合わせを考えながらあれこれ交換するのも一興です。


フロント/リアが42t/42tなのでちょうど1対1です。
明らかにお尻周りが大きくなってます。

シュッとしてスリムだったULTEGRAのリアディレイラーからXTRのメカメカしいゴッツイのに換装されました。
一応はマウンテンバイカーなので、憧れのXTRを自分の自転車に導入できたというだけで感慨深いです。(ロードですが。。。)


XTRの交換後はスタビが機能しているのか、チェーンのたるみを調整したからかは分かりませんが、段差を越えてもチェーンがガチャガチャ言わなくなったので大満足です。これでチェーンが脱落することもないでしょう。
ワイドレシオ化の効果はも少し乗り込んでみないと分からないので後日確認を行います。
[おわり]

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