ハイゼットトラックにレカロを取り付ける RECARO LX-F

車・バイク

遊び用に買った軽トラですが、普段使いはほとんどこれになってきました。少し遠出すると腰に負担がかかる感じがして、昔乗っていたレガシィにレカロを付けていたことを思い出してハイゼットのレカロ計画を練りだしました。

調べるとすぐに出てくるのですが、レカロのLX-Fという型式がハイゼットS510P(ジャンボじゃないやつ)に取り付けができるとのこと。シートレールはレカロ純正はジャンボ用しかなかったためN-SPORTS製を購入しました。

到着

2ヶ月くらい待ちました。受注生産っぽいです。届くまでにRECARO本社の破産したニュースがありましたが、レカロジャパンは関係ないようで安心しました。

デカい段ボールが到着

フラット状態で届きました。完全には折り畳めないので、反対側に展開した方が安定するのですかね。

取り付け

まずは、車体から純正シートを取り外し。シートを畳んで後ろ側にあるネジ2本を外せば簡単に外れました。


シート裏のナット4個を外します。


ベースプレートとシート本体に分離できます。


シートレールはN-SPORT製の座面が高くならないタイプを選びました。


レカロのシート裏面。シート側にM8のタップが4箇所あるため、シートレールとレカロシートを固定します。


とりあえず仮固定


エンジン音がうるさいのでベースプレートにレジェトレックスを貼り付けます。

1枚で貼るのが難しいため何枚かに分割


剥がれないように圧着して、端をアルミテープで固定します。


次はベースプレートとシートレールを固定するのですが、シートレールのスタッドボルトとベースプレートの穴位置が合いません。どちらの精度が原因か分かりませんが、加工しやすいベースプレート側の穴を削って広げました。


シート、シートレール、ベースプレートを固定するとこんな感じです。


純正シートのクッション部分はベースプレートの凹凸にはまり込むような形状でした。そのため厚みを持たせつつ着座位置を低く抑えているようです。

レカロは底面がフラットなのでベースプレートとの間に隙間があります。断熱材などを追加する余裕がありますね。

アームレスト

オプションでアームレストがありましたので購入しました。軽トラだと左腕を預ける部分がなく、いつもサイドブレーキのレバーをつかんだいました。


付属のボルト1本で固定可能です。簡単作業。

乗り心地は改善したか?

経過の写真は撮れなかったのでありませんが、シートが大きく重くなっているので載せるの大変でした。車内に押し込んでしまえば、固定はボルトと2本だけなので簡単です。

快適性とは引き替えに座面、背面のクッションが厚くなり全体的に人が使える空間が狭くなります。シートを前にスライドすることで多少はリクライニングも可能です。

↓助手席と比べると分かりますが、シートの厚みが全然違います。


座面は高くならない(+0mm)というシートレールを購入しましたが、わずかに高いように感じます。


座面の前側も延長されており、ハンドル下のカバーと乗り降りするときに毎回脚が当たります。純正シートでも当たっていたかもしれないですが、今となっては思い出すことができません。(どうだったんでしょう?)


LX-Fはハンドポンプ(通称 シュポシュポ)がついており腰のクッション具合を調整することができます。

これがなかなか良くて、純正シートだと腰のサポートが皆無で腰痛の原因となっていましたが、自分の体に合わせてサポートを調整できるため、長距離運転がかなり楽になりました。


想定外の効果として、ハンドリングがクイックになりぐいぐい曲がれるようになりました。ただシートを交換しただけですが、体がしっかりとホールドされるようになり、旋回時に体が逃げなくなることで、よりハンドルを切れている。切っても体が拒否せず曲がる事ができています。

CVTと軽トラ特有のショートホイールベースの組み合わせも相まって、ゴーカートのような乗り心地でくいくい曲がり、加速もハンドリングも軽やかとなり激変しました!

まとめ

ハイゼットトラックにレカロ装着は意外と簡単でした。

ハンドル下が狭くなるので、身長170cm以上の方はジャンボ買った方が良さそうです。乗り降りするときに脚が当たります。乗っているときも窮屈な感じがします。

腰への負担は激減し、長距離移動がとても快適になりました。やはり腰痛対策はレカロですね

シート変えただけなのに、なぜかハンドリングと加速感が向上します。

メリットばかりではないですが、総じて満足度高めのカスタムになりました!

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