座り心地改善でハイゼットトラックに取り付けたレカロですが、一つだけ問題点がありました。
専用シートレールと肉厚シートのせいでオイル交換の時にオイルレベルゲージへのアクセス性がかなり悪化しています。
それもあって初回のオイル交換をどこにお願いするか問題で悩んでいましたが、ペール缶で購入して余っていたオイルがあったので自分で交換することにしました。
OIL CHANGER 外観・質感
値段高めですがAmazonでロングセラー、高評価のオイルチェンジャーを購入しました。沖縄に本社のある徳君株式会社の製品です。同社は工具通販サイトのツールズアイランドの運営もしており、利用したことのある方も多いかと思います。
上抜き名人 ちぇんじくん というふざけた面白い名前ですが、箱を開けて本体を持った時の質感は肉厚で重厚感があり、安物の耐久性の低いプラスチック製品とは一線を画します。
付属品の細かい部分も品質が良いです。もっと安い商品もありましたが、値段相応またはお値段以上の頑丈さで使う前から期待できます。
負圧にするから、という理由もあると思いますが本体タンクが肉厚です。
ポンプの細かい部品も省略されておらず、しっかりと組み立てされています。
廃油の注ぎ口も肉厚。ここは頑丈である必要はないですが、簡単には壊れません。
オイルレベルゲージからエンジン内部に挿入するホースは内側、外側ゴムの二層構造になっています。安いオイルチェンジャーだと、この部品はただのチューブになってしまうのではないでしょうか。
タンクの底には足で踏んだり、本体を安定させるための部品が付いています。タンクが負圧に耐えるための理想的な形状は球です。球は転がりやすいので別部品でこれを付けていると思われます。実際に使ったときも、これがあるとポンピングが安定して便利でした。
使い方
日本語の分かりやすいマニュアルが同梱されています。YouTubeにも使い方が載っているようです。
実際に使ってみる
シートを一番前にずらします。
シートレールを固定しているボルト2本を外します。普通のシートだと工具不要で跳ね上げだけで対応できるのですが、レカロ化した最大のデメリットはこれです。
足下のバックルを外します。これでシートを移動可能になります。
シートを完全に下ろさずにハンドル側にずらしました。この状態であればオイルレベルゲージにアクセスできるようになります。
奥まった位置の黄色いやつがレベルゲージです。
引っこ抜いてチェンジャーのホース付いているストッパーの位置を合わせます。(黒い玉)
レベルゲージの管が少し曲がった形になっていたのでもしかして入らないか?と思いましたが、押し込んだら入りました。まだ入りそうでしたがストッパーの位置で止めます。
ここまでできたらポンピングがをします。
ゆっくりですがチューブ内にオイルが満たされて抜けてきます。
ゆっくりですが15~20分で3L抜けました。下抜きの場合の補充量は2.7Lだったので、上抜きの方がたくさん抜けたことになります。
ホースに空気が混じってくると抜けた合図です。何度か途中で追いポンピングしましたが最初のポンピングだけで待っていても抜けたかもしれません。
新車から3800キロ。初回にしては長い距離を走りました。
今回作業してみて意外と簡単に上抜きのオイル交換ができました。フィルター交換の際は下に潜る必要がありますが、ドレンボルトを外す作業とドレン用のワッシャを用意する必要がないため、軽トラのオイルは自分で交換を続けようと考えています。
上抜き名人 ちぇんじくん、オススメです!
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