ヘネシーハンモックを買った時についでに注文したENOのギアスリング
写真で見た感じでは『ハンモックに追加できる便利アイテム』や『荷物が汚れない』『寝ながら荷物にアクセスできる』などの前向きな印象を受ける商品だった。実際に使ってみてメリット・デメリットが分かってきたのでまとめてみる。
ギアスリングとは?
ギアスリング(gear-sling)はハンモックメーカー各社から発売されているアイテムで、人が寝るハンモックの下に設置する荷物用のハンモックのことを指す。(リッジラインに吊るす場合もあるので下だけではなく上にギアスリングが来る場合もある)
ちなみに商品名の『Underbelly』をそのまま訳すと『下腹部』という意味だ。カンガルーのお腹のポケットに似ている気もするがその意図は不明。
仕様・サイズ
今回購入したENOのギアスリングの重さと寸法は以下
- 重さ:約220g
- サイズ:14×14cm (更に圧縮可能)
- 耐荷重:不明(ロープの強度によると思われる
- 収納可能容量:たくさん
- 価格:30ドル弱?
実際に手に持ってみて思ったのが『結構でかい』ということ。タープ付きハンモック(ヘネシーハンモック)の4分の1くらいのサイズで思いのほかかさばる。
サイズは柔らかめの生地なのでギュウギュウに圧縮すればもう少し小さくなりそう。
設置
設置方法はハンモックの下に吊るすだけ。
本来は吊るすだけなのだが、今使っているヘネシーハンモックは『ウーピースリングスリング改造』を施しているためロープの表面がツルツルでギアスリングがハンモックにうまく固定できない。。。。
ハンモックとロープの接続部にギアスリングを固定するためのループのようなものを用意する必要がある。次回以降の課題として対策を検討する。
ギアスリング側にトグルかボタンのようなものをつけてワンタッチで固定する方法が良さそう。改善したら追記予定。
使い勝手
はじめての使ったので思っていた位置からずれて設置してしまった。
『ん〜、位置微妙にずれてるけど使い勝手はどうかなぁ。。。』と半信半疑でハンモックに寝っ転がって下に手を伸ばすと丁度よい位置にギアスリングがあった。
ハンモックの真下に設置するものだと思っていたが、頭側にギアスリングがちょっとずれていた方が荷物にアクセスしやすく使いやすいではないか!!
嬉しい誤算と寝ながらの荷物にアクセスできる簡単さに感動し、このあとリラックスタイムを堪能した。
けっこう地面から近い位置への設置になってしまった。寝るときや雨の時だともう少し高く設置した方が良さそうだ。
ハンモックを椅子として使う場合は真下だと脚に当たるため、この場合はずらして設置するのが正解かもしれない。両側のロープに自在金具をつけておけば左右の好きな位置にスライドさせて調整できるので今度改造してみようと思う。
意外と収納力が高い。荷物が落ちないように深めになっていてオフロードヘルメットとグレゴリーのバックパックが余裕で入ってしまう。60Lくらいのバックパックと靴を一緒に入れても問題ないくらい広い。
片付け
ギアスリングの本体には収納用のポケットが縫い付けられている。片付けは適当にこの中に生地を押し込めばおわり。
このポケット縫付けタイプはENO製品ではよく見かける手法で、普通のハンモックなんかも同じ様な収納法になっている。
袋と本体が一緒なので、袋を無くす心配もなくとても便利な構造だ。
自作
構造が簡単なので適当な布と針と糸があれば自作可能。3000円弱と買うか作るか微妙なラインだが、作れる人は自作するのもありだと思います。
まとめ
総評としては、あると便利!。デメリットはちょっとかさばることと固定に難儀したことくらいかな。
固定方法さえ確立してしまえばハンモックライフを快適にしてくれるアイテムなのは間違いない。
寝たまま荷物にアクセスできる利便性は家でのこたつ環境に似ている部分がある。ゴロゴロしながらなんでもできるとか最高だろ。
ギアスリングがあれば直接地面に荷物を置かなくて良いので汚れやゴミの付着、更には湿気や雨から荷物を守ってくれる。地面を伝ってくる虫や動物たちもシャットアウトできる。
人だけでなく荷物も浮かせたほうが便利で快適!というのが結論。
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