ヤフオクで勢いで落札したロードバイク(TREK DOMANE)ですが、手元に来たときからDi2のフロントシングルにカスタムされていました。
クランクがGRXの42T、カセットが11-28tの11速でリアディレイラーはアルテグラのDi2が装備されている状態でした。
もともと乗られていた方は都市部にお住まいで、平坦な河川敷をメインに走っていたそうです。山にいかないならそのままの状態で問題無いそうですが、車体の受け渡しの時に平坦より山道の方が多い田舎に住んでいると話をしていたところ、「じゃあこれも付けますよ」と11-32tのカセットも付けてもらいました。ラッキー!
正直なところスポーツバイクは初めてだったので、「山行きますか?」とか聞かれてもギアレシオがどのくらいが適切かとか分からない状態でした。その時は「あっ、たぶん、山行きますー。」みたいなこと言ってたと思います。
1年間乗ってみて、登りもそこそこ走ってみてですが、譲ってもらった状態だと私の環境では「圧倒的に軽いギアが足りない!」ということが分かってきました。
フロントシングルの構成は見た目的にシンプルで気に入っているので、フロントシングルのまま軽いギアを追加できないかと色々悩んだ末にMTB用のカセットに交換する案を思いつき、なんだかんだでタイトルにあるXTRのリアディレイラーが手元に届いていた、というのが長い前置きです。
問題点① ギアが足りない
平らな道より坂が多い地域に住んでいます。30分走ればヒルクライムできちゃう山の登り口に到達できるロケーションです。
坂道好きな人には楽しい環境なのかもしれないですが、どちらかというと海岸線とか河川敷の直線を長時間まったりと走れる環境に憧れてます。
坂道ならそこら中にあるので仕方なく登るのですが、斜度10%超えになると貧弱な脚力とギア比があっていないのか、すぐに脚が疲労して回らなくなります。
現在の一番軽いギア比は
フロント42T、リア32Tで1.31
1.31から1くらいまで落とせればもう少し楽に坂道を登れるはずです。
MTB用のリアディレイラーを使うとローギアを40~46Tで選べるので、ちょうどギア比1付近を狙えます。
もともとはGRXのDi2リアディレイラーを狙っていましたが、運良くXTR Di2を入手できたので、こいつを使ってロー側を拡張していきます。
問題点② ディレイラーのテンションが弱い
ULTEGRAのリアディレイラーはチェーンテンションが弱く、ガタガタの田舎道で大きな段差を超えるとチェーンが外れることが何度かありました。チェーンが外れなくてもディレイラーとチェーンからガチャガチャと嫌な音がしていました。
荒れた道路をロードバイクで走るときは常に気を遣います。ガタガタ路面の振動も大きなストレスなんですが、チェーンが外れるとやり場のない怒りと悲しみがこみ上げてきます。
MTB用のディレイラーだと荒れ地を走る前提なので、スタビライザーが付いていてチェーンテンションの張り具合がロード用ディレイラーより強めです。ロードバイクでも走る場所によっては絶対あった方がいいですよ。それがGRXなどのグラベル用コンポなのかもしれないですが。
今までかなりイライラさせられたので、XTRの導入で状況は大きく改善しそうです。
M9050 XTR Di2
写真撮ったので全体を見ていきます。
ディレイラーのメカメカしさはいろいろな種類の部品がありますが、ダントツにカッコいいです。複雑に動いてピシッとギアチェンジする姿も最高です。
XTRに限らずですがモデルチェンジするたびにカッコよくなりますね。
分かりにくいですが、アームの部分がカーボン素材っぽいです。
ガイドプーリーのアームもカーボンです。
プリーアームの表側だけカーボンで反対側は金属でした。
スタビライザーのオン・オフレバーは色付きです。なんでこの色?識別しやすくて良いですが
マニュアルを見るとXTRとDEORE XTはフリクション調整用のネジがあるようです。
試しに回してみるものの変わってるような、変わっていないような。。。
調整機構は多いほうが好みに調整できるので助かります。乗りながら調整してみます
カセットとチェーンが用意できていないので取付は少し先になりそうです。
昨今の部品供給不足・納期遅延で新規で発注すると半年は掛かるとか。。。
Amazonみると在庫がある部品もあるので、それを選ぶか中古で買うか悩みます。
[つづく]
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