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スペーサが届いたので取り付けます。
シマノ純正 Y4T72400 の1.85mmスペーサ 500円弱です。
今回の改造で色々調べて分かったのですが、シマノ11sの場合は以下のような感じです。
ロードバイクにMTBカセット →スペーサ追加でOK
MTBにロードカセット →取付け不可
ハブ側がスペーサを入れる前提の設計になっていれば問題ないですが、通常はMTBのカセットしか入れないのでMTBのロード化をする場合には注意が必要です。
↓こんな感じでスペーサを入れてカセットを取り付けます
写真を撮り忘れたのですが、42tのカセットに交換したにも関わらずもともと付いていたチェーンがかなり長く1リンクカットしてちょうどよい長さでした。
ということは、「32tの小さいカセットでかなり長いチェーンを使っていた」ことになります。今回のワイドレシオ化はチェーンの脱落とガチャガチャ鳴るのを抑えることも目的の一つでした。
ULTEGRAのリアディレイラーが悪かったのではなく、そもそもチェーンの長さが不適切であったようです。。。
変速はキビキビしていて全く違和感が無かったので、Di2がすごいのか、私が鈍感なのか、両方だと思いますが。。。
コネクタを差してマニュアルに従い調整していきます。
電動の調整は楽ですね。理想的なポジションをディレイラー側が記憶しているので、調整モードに設定してチェーンの側面が隣の歯に接触したら数回シフトレバーを操作すると位置が決まります。
改造前はロードよりな構成ですが、改造後はMTBよりになってきました。
Di2なのでロードとマウンテンを適当に混ぜても動きます。
部位 | Before | After |
---|---|---|
シフター | ULTEGRA ST-R8050 | ULTEGRA ST-R8050 |
クランク | GRX FC-RX810 1x 42t | GRX FC-RX810 1x 42t |
ディレイラー | ULTEGRA RD-R8050 | XTR RD-M9050 |
カセット | ULTEGRA CS-R6800 11-32t | SLX CS-M7000 11-42t |
ギア比はロー側が1.31から1.0になり、そのへんをちょっと試走しただけでもロー側がかなり軽くなっているのが体感できました!坂道が楽しみです!
もし軽すぎるようであれば、チェーンリングを42tから44or46tに少し重いギアにしてみても良いかもしれません。
ギア比 | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|
トップ | 42/11=3.83 | 42/11=3.82 |
ロー | 42/32=1.31 | 42/42=1.0 |
フロントシングルにしたところ大して軽量化されるわけでもないです。(むしろ重くなっているかも?!)
ですが、乗るだけではなくいじくり回すのが好きな人にとっては、コンポの組み合わせを考えながらあれこれ交換するのも一興です。
フロント/リアが42t/42tなのでちょうど1対1です。
明らかにお尻周りが大きくなってます。
シュッとしてスリムだったULTEGRAのリアディレイラーからXTRのメカメカしいゴッツイのに換装されました。
一応はマウンテンバイカーなので、憧れのXTRを自分の自転車に導入できたというだけで感慨深いです。(ロードですが。。。)
XTRの交換後はスタビが機能しているのか、チェーンのたるみを調整したからかは分かりませんが、段差を越えてもチェーンがガチャガチャ言わなくなったので大満足です。これでチェーンが脱落することもないでしょう。
ワイドレシオ化の効果はも少し乗り込んでみないと分からないので後日確認を行います。
[おわり]
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