【本】未来は自然の中にある。 福嶋誠

北軽井沢スウィートグラスを運営する有限会社「きたもっく」の代表 福嶋氏の著書「未来は自然の中にある。」を読んでみた。

 

 

軽井沢は避暑地として有名で誰もが知っている地名ではないだろうか?スウィートグラスもキャンプが好きな人であれば一度は耳にしたことがあるのではないだろうか?

避暑地と聞くと「夏は涼しい」なんて想像するが、浅間山の麓にあるこのキャンプ場は冬場の最低気温マイナス20°、10月から5月の間は薪ストーブが欠かさないという。軽井沢といえばアウトレットパークがあったりオシャレな町並みのイメージがあるが、そこから少し北へ行ったその地は意外と厳しい環境のようだ。

 

有限会社きたもっくは「ルオム」とい企業理念を掲げている。「ルオム」とはフィンランド語で「自然に従う生き方」の意味らしい。

もともと浅間山の麓は火山活動による火山灰は火山礫、灰、小石などが多い不毛の土地であった。水捌けは良いが畑地としては適さず活用されてこなかった。そんな土地に木を植え、場づくりを行っていく中で、”樹木と人の親密な関係性に気付かされ、さらにスケールの大きな火山との関わりを意識する”と書かれている。その意識が「ルオム」に繋がり今のスウィートグラスの姿になっているのだと思う。

 

僕たちは普段の生活や仕事でなにかと生産性を求めがちだが、一見非効率で遠回りにみえても一本の信念を持ちそれに向かってまっしぐらに進むことも悪くないなと感じた。

スウィートグラスが多くの来場者数を誇り、リピートしてくれるお客さんが多くいるのも、その信念(企業理念)に共感してくれる人が多いからだろう。スノーピークも「The Snow Peak Way」という企業理念を掲げ、それに共感するファンが多く存在している。これからは、効率よりもストーリーの価値が重視されるような時代になっていくのだろう。

 

本の中身は半分以上が写真でビジネス書というよりは写真集に近い感じ。森、人、山、雪などグッと心を引き込まれる写真が多い。

この本を読んでスウィートグラスに行ってみたいと感じた。行くなら夏の暖かい時期がいいかな(笑)

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