焚き火とキャンプと読書

ここで紹介する本は僕が実際に読んでキャンプで読むのにオススメだと感じた本を紹介しています。

『焚き火とソロキャンプが好きな人は同じような趣向だろう』という僕個人の独断と偏見からチョイス。

ノンフィクション系

よく読むノンフィクションは冒険、探検モノが多い。高野秀行、角幡唯介、服部文祥がめっちゃ面白い。やっている内容がすごいのと文章を書くスキルが高く楽しく読むことができる。

アヘン王国潜入記 – 高野秀行

ミャンマーの奥地で種まきからケシの栽培を行い最後はアヘン中毒になってしまう作り話のようなホントの話。著者の環境適応能力の高さに脱帽。

日々本本 – 角幡唯介

いわゆる書評本。紹介されている本がピンポイントでつぼをついてきて何冊か買ってしまった。買った本もすごい面白くていい感じで本のつながりができた気がする。

ちなみに、この本で服部さんの『サバイバル登山』が紹介されていて購入するきっかけとなった。本を通した本との出会いは面白い。

サバイバル登山入門 – 服部文祥

入門するための門が狭すぎる世界のお話。バックパックキャンプで荷物の軽量化を図りたい人は参考になるはず。図解が多く単純に読み物としても楽しめる一冊。

サバイバル登山入門
デコ
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山系

僕自身は登山はしないのだが購入する本の傾向からAmazonでオススメされることが多い。

ドキュメント 道迷い遭難

キンドルでセールをしていたので購入してみた。山岳遭難の実例を挙げてなぜ遭難したかを分析している本。『もし自分が同じ状況になったら。。。』と考えながら読むと恐怖を感じる。今現在は登山をしていなが、キャンプや野営で山に入ることがあるため遭難の実例は知っていて損はない。

黒部の山賊 – 伊藤正一

山賊というタイトルから伝承やおとぎ話の作り話系の本だと思っていたが、どうやら実話のようだ(どこまでホント?)

『山賊』と呼ばれる男達が実際に存在し北アルプスの山中を駆け回っていた時代の話。今となっては鳥獣保護など環境に対する規制ができているが、その昔は狩猟そのものが生活の一部であった人達が存在していた。伊藤さん(山小屋の持ち主)と山賊たちの関係が興味深く読み出すと止まらない名著。山に登らない人でも黒部の山に興味があればオススメしたい一冊。

SF小説

僕の中でSF小説と言えば星新一。

星新一は中学生のころ熱中して読んでいた。ブックオフで100円で積んであったので片っ端から読み漁っていた。ショートショートと呼ばれる短編集の様になっているのでハンモックに揺られながら寝る前に読んだり焚き火をしながらサクッと1話なんて読み方がオススメ。

価格が安いので本で買ってもよいし、キンドルで買ってスマホで手軽に読むのも良い。


時代小説

月明かりの下、Kindleで読む時代小説はリアリティが半端ない。周囲の風の音や木の揺れる音、川の音、雨の音など小説と現実がリンクしているような感覚に陥る。ランタンの明かりを消して暗闇の中でスマホの画面を覗きむとそこはすでに物語の舞台となっている。

梟の城 – 司馬遼太郎

忍者モノが結構好きでそのなかでもお気に入りの一冊。忍者の忠誠心・一途さ・謙虚さ、技や身のこなしの軽快さなど『忍者カッコいい!』要素満載の物語。

梟の城(新潮文庫)
新潮社
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鬼平犯科帳 – 池波正太郎

知らない人はいないんじゃないかな?漫画、ドラマといろいろな形態で触れる機会のある作品。この本もブックオフで100円コーナーに山積みされていたのが出会いで、学生の時に寝食忘れて読み漁っていた記憶がある。鬼の平蔵と呼ばれる火盗改のボスの厳しくも優しい人情味溢れる采配が魅力的なお話。

鬼平犯科帳(一): 1
文藝春秋
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アウトドア関連

読書ではないがロープワークハンドブックはキャンプに行くときはいつも持っていく。

ロープワーク・ハンドブック

いつもキャンプの時に持っていく本。カバーが丈夫で屋外に持ち出すことを前提に作られている。ハンモックでロープワークを学ぶようになってこの本だけだと物足りなさを感じるが、主要なロープワークの基礎は網羅されているので初めのロープワークにオススメの一冊。

The Ultimate Hang(アルティメットハング)

ハンモック本の名著。英語版しかないが図解が豊富でハンモックに関する1から10までが網羅されている最強の本。著者のDerek Hansenは専門家と呼べるレベルのハンモックフリークで日本ではあまり知名度がないようだが、英語版界隈では有名人のようだ。キンドルでも購入できるが、紙の本のほうが圧倒的に見やすいので、電子書籍onlyなどこだわりがなければ紙版をオススメしたい。

キンドルとキャンプ

紙の本を持ち出すこともあるが、キャンプでの読書はもっぱらキンドルを使うことが多い。

Kindle本体を持っていくこともあるし、スマホに入っているキンドルのアプリを使うこともある。読んだ位置を共有してくれるのでデバイスを変えて同じ本を読むことが可能。

目が悪くなるのであまり良くないのだろうが、バックライトがあると暗いところでも本が読めのがキンドルの良いところ。ちょっとアルコールが入って細かい字が見づらいときはフォントサイズを拡大すれば読みやすくなる。ランタンがあっても暗い中での紙の本の読書はちょっとしんどいかも。

Kindle

本だけ読むならこれがオススメ。Fireより目に優しいらしい。

Fire HD

動画とかみたいならこっちがオススメ。Amazonのプライム会員なら動画とかも見放題なのでタブレットのローカルにダウンロードしておけばネット環境がなくても動画が見れる。雨の日にテントでこもったり車中泊でやることない時にオススメ。

まとめ

外でとる食事はなにを食べてもおいしい。読書も外で読むとワクワク感が増して楽しかったりする。外の魔力だろうか?!。

普段屋内にいる時間が圧倒的に多い現代で、普段と違う環境で読書をするとすごく集中できる。家にいるとやることが多すぎて、あれもこれもとやっていると読書に時間を割くことができない。あえて読書しかやることがない環境に身をおくことで効率よく本を読むことができる。

『楽しい!!』と感じることの正体は新鮮さなんじゃないかと思う。歳とともに慣れが増えてなんでも当たり前になってくる。そんな中でいつもと違うことをするとワクワクして良い刺激になるのではないかな。

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