僕がキャンプ場以外で屋外に宿泊する野営・野宿の場所を探す方法を紹介する。キャンプがしたいけどキャンプ場は混んでるし静かな誰もいないところがあれば自分ひとりだけで過ごしたい、と思っている方も少なくないだろう。
野営はキャンプ場と比べてトイレ、水道はないし場所によっては街灯もないため真っ暗になってしまうところもある。不便だけどそれがいい。川の音、波の音、風の音、虫や動物たちの声など「自然の音」だけを聞きながら過ごす時間はとても素敵なものである。
ありきたりな方法ではあるが野営地探しの方法を3種類紹介したい。
ブログ・SNS
google検索やSNSなどのWEB上で「地名+野営」とかで検索するとほぼその付近で野営をしている人のブログを見つけることができる。写真付きで場所の紹介がされている事が多く、どんなところか事前に把握できる場合が多い。
キャンプ場だとHPがあって設備や料金、サイトの写真などが載っている。みなさんもキャンプ場を選ぶときはHPをみて決める場合がほとんどではないだろうか?野営地探しは先人達のブログなどを参考にしながら探すのが一番簡単な方法である。
口コミ
これもWEB検索に続いて有力な方法で、実際にその場所で野営をしたことのある人から情報を得るのが手っ取り早い。ブログと比べて直接その人と話ができる場合は詳しい情報がいろいろ聞けるし確実性が高い、一緒に行ってもらえば初めての野営地でも不安は少ない。
Google Map + 実地調査
ちょっと手間はかかるがこの方法で探した場所は、人が少ないor誰もいない穴場であることが多い。Google Mapの航空写真モードで良さそうな場所に検討をつけ実地の確認に行くのが場所の見極め方としては最適だろう。自分の好みの場所であれば更に下調べをして野営可能かどうかを確認して実行という流れになる。
この方法だと自宅から遠い場所まで調査に行くのは大変なため近場に限られる。普段から山川海に出掛けたときに「野宿できるか?」という視点で地形を眺めてみると新しい発見があるかもしれない。
本
野営地探しでは服部文祥さんの『サバイバル登山入門』という本が大変参考になる。
『サバイバル登山』とは釣り竿と鉄砲を持ってイワナを釣り、鹿を撃ち、食料を調達しながら山を登るというものである。この中で紹介されているフィールドはそのまま野宿可能なため、服部さんの真似をしながらルートをトレースすれば場所選びで悩むことはなくなる。最大の難点は、服部さんの登山やクライミング、サバイバルのスキルは非常に高くそのまま一般のキャンパーが真似できないこと。。。
何泊も山に籠もるのはなかなか難しいが、服部さんがサバイバル登山を行ったフィールドを参考に場所選びをするのはアリだ。家から近いフィールドがいくつか載っているので、ちかいうちに地図とコンパスを購入して歩いてみようと思っている。
野営の注意事項
さて上で紹介した方法で良さそうな野営地を見つけたとしよう。いい感じの場所は見つけたけどそこで野営をしてもよいのかが気になるところ。
キャンプと法律
キャンプ禁止の場所や私有地などで野営をするのは論外であるが、共有地(国や各自治体が管理している土地)であれば野営可能な場合がある。ただし国立公園、国定公園などは自然公園法で規制されている場合があるので注意が必要。それ以外に条例や法律で野営・焚き火が禁止の場所もある。各自治体に問い合わせるか入念に下調べをする必要があり、案外手間がかかることが多い。
私が参考にしている週末冒険会のページに野営のマナーと心構えが詳しく書かれているので、こちらを参考にして欲しい。
情報の鮮度に注意
去年までは野営OKだったけど、今年から禁止になっているなんてこともたまにある。国定公園に制定されたとか世界遺産に登録された、近くで工事をしているので立ち入り禁止になったなど理由は様々である。常に状況は変化していることを頭に置いて出かける前にチェックが必要だ。事前に「いつどこで野宿しますが問題ありませんか?」と自治体に確認をとっておくのがベストだろう。
細かいことを気にせず野営がしたい!
そんな人は『山』を購入してしまうのが良いだろう。
かくいう僕も自分の山が欲しくていつもアンテナを張り巡らせて買えるチャンスがないかを探っている。キレイな川が流れていて、見晴らしが良くて、なんていろいろな条件をつけて探しているが、そんなところなかな見つかるはずもなく。。。難しい。。。
人の目を気にせずとか、静かな場所でとか、無尽蔵に薪が欲しいとかの要望は自分の山か仲の良い知り合いの山でないと叶えられない願いだろう。
本気だったら、ぜひ『山が買えないか?』を検討してみてほしい。
参考までに『山林を買う』『山林バンク』なんてサイトもあるのでチェックしてみるのも良いだろう
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