【輸入&レビュー】ヘネシーハンモック ウルトラライトバックパッカー 【Hennessy-Hammock Ultralite-Backpacker】

寝具

REIの年間ボーナス(10%還元!!!)があったので以前から気になっていたヘネシーハンモックを買っちゃいました。日本で買うと高いので値段が安くて還元ポイントが使えるREIからの購入です。

REI(アメリカのアウトドアショップ)からの購入(輸入)方法についてはこちらの記事で紹介しています。

ハンモックセットを選ぶ

Amazonで買った3000円くらいの激安ハンモックが意外と良かったので、ハンモックのアップグレードを図るべく調査を開始した。

ハンモックを作っているメーカーはマイナーなところを含めるとかなり多く、選び始めるとアレヤコレヤと目移りしてしまう。自分の知っている範囲では日本のメーカーはない(モンベルが出しているスタンモックはこの記事で書いているハンモックとはちょっと違うかも)

選択肢としてはアメリカのメーカーがが多い。その中でも使い勝手・機能性で比較していくとヘネシーハンモックがなかなか良さそうであることが分かった。

リッジラインとスネークスキン

まずヘネシーハンモックを買ってみようと思った理由は、リッジラインスネークスキンの設営・撤収を簡単にする2つの機能に興味があったためだ。この2つはヘネシーハンモックの特許のため他社には無い機能となっている。

ハンモックで快適に寝るためには、ハンモックを張る角度、木と木の間隔が非常に重要になってくる。木の選定とハンモックの張り方がイマイチだと寝るスペースが狭かったり、体が傾いた状態になってしまい快適にハンモックを使用することができない。一見するとハンモックを張るのは簡単そうに見えるが、適切に張るためにはある程度の知識が必要でただ吊るすだけの見た目とは裏腹に奥の深いアイテムなのである。

ヘネシーハンモックのリッジラインの何が凄いかというと、適当にハンモックを木に引っ掛けてリッジラインがピンと張るように調整するだけで最適なハンモックの角度になるのである。これはハンモックを張ったことのない人に文章だけで説明するのは難しい、リッジラインなしのハンモックを張った経験のある人ならハンモックの高さ、角度などをあれこれ調整した記憶があるのではないだろうか。

リッジラインがピンと張っていれば、ハンモックの幕の垂れ具合は自動でいい感じなる

リッジライン付きのヘネシーハンモックは木の間隔とか吊り下げ角度などは気にせずに最適で快適な状態を何度でも、毎回、再現可能!テントを立てるのすら面倒であの手この手で簡便さを探求してき僕には最適の機能なのだ。

続いてスネークスキン。これも面倒くさがり必見の機能で、ハンモックの両脇から筒状のスネークスキン(別売りオプション)を被せると一瞬でハンモックをまとめることができる。

スネークスキンでハンモックを包んだ状態

スキンをハンモックに被せヘビのような状態する。あとは適当に折りたたんでロープでクルクルして袋に詰めて撤収完了。

ヘネシーハンモックの種類と選び方

ヘネシーハンモックに興味を持って調べ始めると、バリエーションの多さにどれを選んだらよいか迷うはずだ。僕も『どれ買えばいいの?』状態で調べまくった結果、値段と軽さのバランスをとって『ウルトラライト バックパッカー ZIP』という種類のハンモックをチョイスした。

本国のサイトに行けば英語表記だが一覧があるため興味のある方は参考にされたし。ここでは大人一人用のジッパータイプを何種類かピックアップして紹介する。だいたいはこの中から選んでおけば間違いはないはず。

↓4種類をピックアップしてみた。

  • ハイパーライト(Hyper-Lite)
  • ウルトラライトバックパッカー(Ultralite-Backpacker)
  • エクスペディション(Expedition)
  • ジャングルエクスペディション(Jungle-Expedition)

上から順に軽量で収納時の寸法が小さい。軽いモデルは軽さ重視のため薄い生地や細いロープを使っているため重いモデルと比較すると耐久性では劣る。価格が一番安い、いわゆる標準モデルは『エクスペディション』が該当する。『エクスペディション』を基準に軽さに振るか耐久性に振るかで選択肢が異なってくる。

とにかく軽量なら『ハイパーライト』だし、長旅の連泊や使用頻度が高いのであれば耐久性を重視して『ジャングルエクスペディション』が良いだろう。

『ウルトラライトバックパッカー』と『エクスペディション』を実際に触り比べた感じでは『ウルトラライトバックパッカー』でも十分に耐久性が高いと感じた。エクスペディションに至っては生地が丈夫過ぎる感じがあり頼もしいのだが重量とサイズが大きくなってしまう欠点もある(一般的なフレームありのテントと比較すると十分小さいし軽い)。

値段・重さ・耐久性を天秤にかけて一番優先するものを選ぶと良いだろう。それで選べばまず後悔しない品質のハンモックが手に入るはずだ。

迷ったら一番安い『エクスペディション』がオススメ。

注意点として、軽いハンモックになると耐荷重が少なくなるため体が大きな人はラージサイズがオススメ。

※実際にはもっと種類があるし、比較する要素もたくさんあるが今回は3つのポイントに絞って比較を行っている。それぞれの詳しい違いなどは別途解説する予定だ。


REIで買う

ハンモックを選んだら、ボーナスポイントが還元されたREIで買い物をする。

『ウルトラライトバックパッカー』を買い物かごに入れて、ついでにヘネシーハンモックの『スネークスキン』レインタープ『HEX FLY』、更にENOの荷物用ハンモック『gear sling』、SMCの『ラッペルリング』を追加。

ポイントがあったので勢いでポチったためなかなかの出費となってしまった。。。日本で同じものを買うともっと高いのでまあまあ節約できたかなと、自分に言い訳をしながら注文ボタンを押した。

今回購入したハンモック関連のアイテム達

使ってみる

この記事を書いてる時点で既に5回くらい使っていて、ヘネシーハンモックの良いところ悪いところが見えてきた。総評としては『とても良い』と感じている。不満な点もハンモック自体を改造すれば解消できそうなので改造ネタなどもそのうち紹介したい。

設置・撤収

設置と撤収はリッジラインとスネークスキンのおかげでとても簡単。

そもそもハンモック自体がテントの様にフレームを必要としない構造のため、設営・撤収の手間は段違い簡単。グランドシートも不要で濡れ物の乾燥が不要な点も良い。雨が降らなければかなり早く撤収できるのではないだろうか?今度、撤収時間を測定してみたいと思う。

寝心地・広さ

ヘネシーハンモックのアシンメトリー(非対称)構造は普通のハンモックと比べて就寝部の面積が広く感じる。普通のハンモックだと斜め寝で寝た時に顔と側壁が近すぎるように感じたがヘネシーは圧迫感が少ない。

寝心地はどのハンモックもコットとか地面にマットを敷いて寝るのと比べると格段に良い。ヘネシーが特別優れているとは感じない。

蚊帳は必須

宿泊の場合はハンモックの蚊帳は必須の機能。当たり前だけど虫よけのバグシェルターとして活躍してくれるし、目隠しとしても機能する。

標準の極小タープだと横から覗かれると簡単に中が見えてしまう。スケスケだけどこの蚊帳一枚で区切られているだけで安心感がぜんぜん違う。蚊帳のないリーフハンモックなども発売されているが、宿泊を前提にするなら蚊帳付きがオススメ。デイキャンプ用途で荷物を小さくしたいなら蚊帳なしの選択肢もあり。

物入れが便利

リッジラインにメッシュの物入れがついている。こいつがなかなか便利でスマホを入れたりメガネを入れたりできる。

小さいポケットと大きいポケットに分かれていて荷物のサイズによって使い分けが可能。

タープ

標準の極小タープは4点で固定するタイプとなっている。2点は地面にペグタウンするか木に固定する。ハンモックの直線上に来る2点はハンモックの吊り綱に固定するフックがついていてそこにタープの端の輪っかを引っ掛けるだけで固定することが可能。

プルージックノットでフックが固定されているためタープのテンション調節も簡単に行える。

プルージックノットでハンモックのテンション調整が可能

標準のタープはハンモックを覆う最小限の面積しかないが、雨が降らなければこのサイズ十分足りてしまう。小雨程度でもこのタープで対応できる。強めの風を伴う雨の場合は横から直接ハンモックに雨があたってしまうため、レインタープの使用が望ましい。

ついでに購入したオプションたちも紹介

勢いで買った荷物用ハンモックやラッペルリングも紹介

荷物用ハンモック(gear-sling)

eno製品をどれか一つ買ってみたくて予算の都合で荷物用のハンモックを買ってみた。

意外とでかい。これはなくてもよかったかも?

一度フィールドに持っていったが紐を結ぶのが面倒で初回は使うのをやめた。簡単にハンモックと連結できる工夫が必要そう。トグルとかでワンタッチで引っ掛けることができれば活躍できそう。

ギアスリングのレビューはこちらから
ENO Underbelly Gear-sling 荷物用ハンモック ギアスリング
ヘネシーハンモックを買った時についでに注文したENOのギアスリング 写真で見た感じでは『ハンモックに追加できる便利アイテム』や『荷物が汚れない』『寝ながら荷物にアクセスできる』などの前向きな印象を受ける商品だった。実際に使ってみてメリット・...

ラッペルリング

カラビナの様に簡単に脱着できないが、強度があるためいろいろな方向からロープやカラビナを掛けることができる。

今回4個購入した理由は『ガルダーヒッチ』でハンモックの高さ調整をするため。

ガルダーヒッチは一方向にしかロープを引けない結び方(機構)でハンモックの高さ調整が簡単に行える。

SMC製ラッペルリング

1個2ドルくらいでお得感があったので物は試しとまとめて4個購入

ガルダーヒッチでハンモックの角度調整

垂れているロープを引けば調整ができる。ハンモック側のロープを引くとリング自体が締まりびくともしない。カラビナでガルダーヒッチを作っている人も見かける。

ガルダーヒッチ、悪くなかったのだがこのあとにウーピースリングを採用したためラッペルリングはお蔵入りとなった。

【自作】ウーピースリングの作り方まとめ【Whoopie-slings】
ハンモックを使うようになってネットの記事でよく目にするウーピースリング。自在結びのようにロープを伸縮して固定できる仕組みらしい。ロープの中にロープが通っていて無負荷時は摩擦が少ないので動く。負荷時は摩擦でロープが固定されるものらしい。 らし...

ヘネシーハンモックの改造

ハンモックはアクセサリーを組み合わせて自分の好きなようにカスタムできるのが魅力の一つ。

ウーピースリング化

ウーピースリングって何?
【自作】ウーピースリングの作り方まとめ【Whoopie-slings】
ハンモックを使うようになってネットの記事でよく目にするウーピースリング。自在結びのようにロープを伸縮して固定できる仕組みらしい。ロープの中にロープが通っていて無負荷時は摩擦が少ないので動く。負荷時は摩擦でロープが固定されるものらしい。 らし...

ウーピースリング化すると軽量化と無段階でのロープの長さ調節が可能になる。改造手順については記事作成中のため少々お待ちください。

使い方は動画で確認可能です

日本でも買える

普通にAmazonとか楽天またはハンモックを扱っているお店でも買えちゃいます。アメリカでの販売価格をみるとちょっと高い気もするが、正規代理店の場合はその後のメンテンスや返品、相談などできるメリットがあるので、全てを自分でなんとかする自信がない場合は国内で買っておくのが無難かなと思う。

■Expedition(一番安い標準タイプ) ■Ultralite-Backpacker(値段は高いが小さく軽量) ■Hyperlite(最軽量だが高額) ■スネークスキン(あると便利なオプション)

コメント

  1. belluti より:

    初めまして、同じくヘネシーハンモックを購入してこのページに辿り着きました。

    不満点や、不満点解消方法のUP楽しみにしております。

    • tomo より:

      コメントありがとうございます!
      最近ハンモックにハマっておりネタはたくさんありますので、コツコツアップしていく予定です。

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