ヘネシーハンモックに最初から付いていたサスペンションラインをウーピースリングに改造してみたので手順をまとめる。
軽量化と調整を
サスペンションラインとはハンモックを木へ接続するロープのこと。ヘネシーハンモックのULバックパッカーモデルは頑丈そうな5mmくらいのロープが付いているだけ。ツリーストラップを木に設置してそこにロープを結ぶ。
メーカーによってウーピースリング、デイジーチェーン、トグルなどハンモックの張りを調整する手段は多種多様。
事前準備
ウーピースリングの改造前にウーピースリングを購入するか作る必要がある。
材料費は2000~3000円くらいで簡単に自作できるので自分で作ってみるのがオススメ。メーカー品のウーピースリングを購入すると実はけっこう高い。。。
交換手順
交換手順は簡単に説明すると、もとのロープを外して新しいの付け替えるだけ。特に難しい作業ではない。交換よりウーピースリングを作るほうが時間がかかるかもしれない。
- Step1保護カバーを外す
ヘネシーハンモックはロープの固定部分を保護するためのカバーが付いている。まずはこのカバーを外そう。
カバーの根本がタイラップで固定されている。
生地を傷つけないようにタイラップを切断する。
- Step2ハンモックからロープを外す
ただ解くだけなので特に難しくない。
- Step3ウーピースリングの取り付け
- Step4保護カバー取り付け
- Step5フックの移植
ヘネシーハンモックはサスペンションライン上にタープを張るためのフックがプルージックノットで固定されている。
こいつも忘れず移植をしておこう。
ウーピースリングのメリット・デメリット
ウーピースリング改造後に何度か使ってみての感想
設営が簡単
慣れるてコツを掴むまでは苦戦したが、慣れてしまうとウーピースリングを使ったハンモックの設営は簡単・スピーディーに行えるようになった。
ウーピースリングは無段階で長さの調整できるので微妙な張り具合に仕上げるのが簡単。
ロープが滑るのでプルージックノットできない
軽量・簡単でウキウキだったが、意外な弱点があった。
ウーピースリングで用いられるダイニーマは強度が非常に強いため、同じ耐荷重であれば細めのロープを使うことができる。この細いロープとツルツル滑りやすい繊維のためウーピースリングに移植したタープ用のフックが滑ってしまい使えないのである。
摩擦系の結び方はどれもしっかり固定することは難しそうなので、別の方法を検討したい。
コメント