SRAMのDUB仕様BBは細いOリングが入っています。
おそらくですが、クランクのシャフトとBBベアリング接触面の直前に配置されているので、水分・異物混入防止やグリスの流出防止が目的ではないかと思われます。
今まで何度かクランクを外す作業をしていましたが、青い細いのがいるなーくらいの認識でした。
新車で購入して数時間しか乗っていないスペシャのCRUXからクランクを取り外したところ千切れていました。。。。
自分で作業したのでクレームをいれるわけにもいかず、悩みましたがOリングなしで使うことにしました。
その顛末をまとめておきます。
千切れたOリング
SRAMから単体での販売は無し。Amazon見つけてで購入した外径31mm 線径1mmの汎用oリングではサイズが大きく入りませんでした。互換品探しはこの段階で諦めました。
海外の掲示板でも同じような方がいて上記のサイズでいけると書かれていましたが、私の場合は合わず…
スペシャライズド CRUXのBB
2024モデルのCRUXのBBはねじ切り式でした。おそらくですがBSA規格だと思います。クランクはグラベル向けなので、DUB WIDEの規格となっていました。ややこしい…
ほぼ新車ですがシクロクロスで使うので交換部品の入手のため、ばらして部品の詳細を確認しました。
CRUXはDUB WIDEクランクとDUB BSA BBの部品をストックしておけばよさそうです。
Oリング無しで組み立て
BBメンテのためにわざわざグリスを購入しました。昔々にオフロードバイクで使っていましたが、バイクの売却時に譲ってしまったため再購入です。
わりと有名なMAXIMAの青いウォータープルーフグリスです。
ダートフリークが代理店になってました。最近は自転車コンポの取り扱いも始めて手広くやってる印象です。
TOKENのSRAM BB用の工具とトルクレンチを使ってトルク締めします。TOKENの工具はアルミ製で軽量、かつ仕上げがとてもきれいで、バリがなく、工具をはめた時のかっちりした感触で高精度を感じます。価格高めでしたが満足できる品質でした。
Oリングが入手できないので、シールしていた箇所にグリスを塗布します。クランクをはめると隙間がほぼ無くなるので薄く塗っておけば問題なさそうです。
クランクのドライブ側のねじもかじり防止、次回脱着を容易にするためグリス塗ります。スレッドコンパウンドも持っていますが、クランク周りはすべてウォータープルーフグリスにしちゃいました。面倒なので。
ドライブサイドもトルク締めします。
このためにビットを購入しましたが、力の掛かるところなので、1/2サイズの大きめ工具が安定して作業できます。
Oリングレスにしましたが、強めの洗車をしたり泥の中を走ったあとはこまめにばらして状態確認を行います。シクロ用なので必然的にメンテ頻度は高くなりそうです。
SRAMのBBを交換する予定のある方は、OリングだけでもBBから取り外して予備で保管していた方が良さそうです。
コメント