【本】Onwayという会社

Onwayというアウトドア用品のメーカーをご存じだろうか?

デザイン性と機能性を兼ね備えた折りたたみのイスやテーブルを中心に、最近では聖火焚き火台など斬新な商品を発売している日本の折りたたみ家具?メーカーである。

『折りたたみ家具 グッドデザインのつくり方』という本を出版するくらいデザインに拘っている会社で、他のアウトドアメーカーとは一線を画す存在だ。興味があったのでついついその本を買ってしまった。

快適そうなイスはどこのメーカーも出しているが、イスの折り畳み方や細かなギミックなど、ここまで拘りを持って作っているメーカーはなかなかないのではないだろうか?本の中でもその拘り、技術、商品開発までの物語などが解説されていていなかなか楽しめる一冊になっている。

意識したことが無かったのだが、イスのたたみ方も『前後タイプ』『左右タイプ』『中央収束タイプ』『多方向タイプ』などよく知っている構造からあまりみたことのない変わった構造までそれぞれ名前が付けられているのが面白い。

前後タイプとはパイプ椅子のような前後にたためるタイプ。左右タイプとは左右両面から中央に向かってたためるタイプ。中央収束はアウトドア用品だと良く見かけるたたむと棒のようにまとまるタイプである。

僕が気になっているオンウェイの商品はイスではななくテーブルのスクエアサイドテーブル OW-0404というもの。初めて目にするパンタグラフ構造のメカメカしいデザインは強烈で、欲しい!と観た瞬間思った。残念ながら廃盤になっていて現在は新品購入はできない。

耐荷重性10キロとデザイン重視のため強度は弱いところが残念ではあるが、それを補う見た目が素晴らしい。天板と球状のジョイントは竹の集成材で作られておりいい感じのアクセントになっている。実用より見た目にこだわり、その突き抜けた感じが良い。

当時の定価は6000円前後とデザインに拘っている割にはリーズナブルな価格。ぜひ再販するかこれを超えるデザインのテーブルを発売して欲しい。

Onway商品は1個も持っていないが、ローチェア、コンフォートチェアなど定番でお手頃なアイテムが多いので次のイス追加購入の際は選択肢に含めたい。

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