ハンモックにハマっていろいろ調べている。
ハンモックに関する知識や資料は圧倒的に海外(特にアメリカ)が多く。日本だと輸入代理店やマニアックな方のブログなどが頼りになる。
『ハンモック気になるけど情報が少なくてどうなんだろ?』と感じてる方も多いと思うので、実地での試行錯誤やネット徘徊、読書で得た知識をまとめて共有したいと思う。
実際に使ってみた感想や個人の主観などが混じっているので、正確に詳しく知りたい場合はメーカーのHPなどで確認してみてください。
ハンモックメーカー編
基本的にアメリカのハンモックメーカが多い。どのメーカーも『そのブランドを作るに至った背景』に個性があって面白い。製品のスペックでハンモックを選ぶのも楽しいが、メーカーの生い立ちなどで選んで自分の考え方にマッチするブランドがあると更に楽しい!
HENNESSY HAMMOCK(ヘネシーハンモック)
アメリカのハンモックメーカー
ハンモックフリークのトム・ヘネシーによって作られたブランド
独特な構造のハンモックで特許をだしている
DD Hammocks(ディーディーハンモック)
イギリスのハンモックメーカー
ハンモックフリークのニックによって作られたブランド
実用性重視の製品が多い印象
Hummingbird Hammocks(ハミングバードハンモック)
アメリカのハンモックメーカー
軽量ハンモックといえばハミングバード
200gを切るスマートフォンと同程度の重さのハンモックがある
ツリーストラップやロープの結び方が独創的で個人的に興味津々のメーカー
ENO(Eagles Nest Outfitters)(イノー)
アメリカのハンモックメーカー
ポップでカラフルな製品が多く、自然の中ではなく日常に溶け込む製品が多い
ハンモックスタンドなどのオプションが独創的で面白い
sub6などのUL系からスタンダードなものまで幅広く展開している
BIG AGNES(ビッグアグネス)
軽量テントで有名なメーカー
意外にもハンモックのラインナップがあるようだ
写真で見た感じでは商品の質感も高く試してみたいメーカーの一つ
Crazy Creek(クレイジー・クリーク)
アメリカのハンモックメーカー
クレイジー・クリークと言えば折りたたみの地べた椅子のメーカーとして有名
ラインナップは少ないがハンモックも作っている
KAMMOK(カモック)
カンガルーっぽい雰囲気のブランドだがオーストラリアではなくアメリカのメーカー
ハミングバードと並んでUL系なハンモックづくりをしている。製品は生涯保証
Therm-a-Rest(サーマレスト)
ハンモック以外では超有名なアメリカのメーカー
アウトドア寝具(特に敷マット)の大御所
ハンモックのラインナップは微妙
サーマレストの銀マットはハンモックとの相性が結構良い
The Trek Light Gear(トレック・ライト・ギア)
アメリカのハンモックメーカー
調べるまでは聞いたこともなかったが、日本のAmazonでも販売があるようだ
『No-Flip® design』が特徴らしいが、具体的にどのような機能なのか不明
REI(レイ、アール・イー・アイ)
アメリカの老舗総合アウトドアショップ
アウトドア用品全般は何でも販売していて、当然ハンモックのラインナップもある
有名メーカーを真似たようないい感じのハンモックがそこそこ安く購入可能
日本からの通販で購入することもできる
AXESQUIN(アクシーズクイン)
日本のアウトドアブランド
『和』のテイストを取り入れた商品名が気に入っている
『ウキグモ』『ウンカイ』などの高額だけど魅力的な商品多数
ダウンのアンダーキルトに手を出すようになったら検討してみたい
ここに書いた以外にガレージブランドのような小さなハンモックメーカーも多数存在する。
書籍
情報収集は本か雑誌に頼ることが多い。専門的な本は少ないが特にオススメなのがこれから紹介する本だ。
The Ultimate Hang 2
ハンモッカーのバイブル的存在
英語版しかないが絵が豊富なので読みやすい
超詳しく解説されているので、ハンモックのさらなる高みを目指したい人は必読
道具・知識・テクニック編
ウーピースリング
ロープの中にロープを通したロープ
なにを言ってるか良くわからないが、実際そのような構造になっている
一般的には輪っかが沢山付いたデイジーチェーン+カラビナを使うことで簡単にハンモックの高さが調整できるメリットがあるが、重量と体積が大きくなってしまうのがデメリットとなる。
ウーピースリングはロープのみで構成される魔法の紐でハンモックの高さ・長さの調節ができる。しかも上で書いたデイジーチェーン+カラビナより軽量コンパクトときている。
ハンモックに関心を持って中級レベル位になると皆が一度は検討するであろう『ウーピー』。
自作も可能なので興味のある方は作ってみるのも良いだろう。
ボタンリンク
ワイシャツのカフスボタンみたいなイメージ
ボタンの感覚でロープとロープを繋ぐことができる
金属のカラビナをなくすことでさらなる軽量化・小型化が可能になる
↓ハミングバードで販売があるようだ。UL系はやはりハミングが強い
ソフトリンクカラビナ(ソフトシャックル)
これもウーピースリングスとボタンリンクの仲間
これを知っているとかなり軽量化が図れるしいろいろと応用ができる
マジで目からウロコのハンモックハックである
トップキルト
掛け布団的な役割
ハンモックで寝袋を使うと背中側の綿が潰れてしまうので、アンダーキルトやエアマットと併用することで背中側の綿は不要になる。
軽量・小型化に効果あり
アンダーキルト
敷布団的な役割
ハンモックで寝袋を使うとハンモックの布と体とに挟まれて綿が潰れてしまい保温力が低下する
通気性の良いハンモックで寝袋単体で寝ると涼しすぎることがある
アンダーキルトはハンモック布の外側に配置するため綿が潰れずに保温力を保つことができる
バグネット
いわゆる蚊帳
ハンモック全体を①すっぽり覆うタイプとハンモックの生地の②上半分がメッシュになっているタイプの2種類が主流
①はハンモックと別体、②はハンモックと一体になっている
森や水辺などで虫が多い時期にハンモック泊をする際は必須の機能
バグネットがついていないタイプもある
ツリーストラップ
ハンモックを吊るすために必須のアイテム
木の保護を目的として、木に負担を掛けないように幅広のテープ状のものが多い
シンプルな部品だが軽量化の工夫などが面白い
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