マウンテンバイクを買ったは良いのだが、搬送方法が悩ましい。
エンジン付きのオフロードバイクであれば自走して遠くまで移動できる。マウンテンバイクはフィールドに到達するまでに距離があると、移動だけでヘトヘトになってしまう。
そうなってくると車で運べる方が都合がよい訳で、自転車を車で運ぶには各社から発売されているスタンドやキャリアを使うことで可能になる。
これが結構いい値段していて、ミノウラのVERGOとかレイアウトが自由に調整できるタイプになると1万円を越えてくる。
積み込みレイアウトが確定して頻繁に使うのであれば1万円出しても良いが、まだ積み込みに関しては探り探りの状態。
まずは自分で安価に試作して使い勝手を吟味しながら製品を購入するか検討していく。
MTBの悩み
クイックリリースタイプのスタンドはたくさんあるのだが、MTBで最近主流のスルーアクスル系のスタンドはラインナップが少ない。
そもそもMTB人口が少ないらしくネットにも情報が少ないのが悩み。
スルーアクスルスタンドを自作する
スルーアクスルのシャフトを外して各部を観察、頭の中で完成図をイメージしながら部品を検討していく。
材料
全てホームセンターでそろいます。
- 塩ビ管 HI-VP16(耐衝撃タイプ)
- サドルバンド
- 木材 ワンバイフォー
- 木ねじ
材料はこれだけ
ネジと木材は家にあったので、総額は400円弱
ミソになるのはフロントのスルーアクスルがφ15mmで塩ビ管の内径は16mm
さらにホイールハブのフォークにハマる部分の外径が22mmで塩ビ管の外径も22mm
シャフトが通って外径がフォークの溝にピッタリハマってくれる。
作り方
加工用にパイプカッターがあると簡単。無ければノコギリとヤスリでいけるかも。
パイプカッターで塩ビ管を110mmにカットする。
カットしたらフォークにはめてみて確認する。わずかにキツめくらいが良さそう。
スカスカまたはキツすぎだとスルーアクスルと締め込んだときにフォークが破損する恐れがあるため注意。
あとは木の板にサドルバンドで固定するだけ。
木の板の幅と高さはお好みで。少し嵩上げしておくとフォークのボトム部分の干渉を回避できる。
マキタのインパクトでバリバリネジ締めをしてく。プラスドライバーで手締めでもOK。
とりあえずこれで完成。
いい感じの木片がすでにあれば10分くらいで製作可能
使い方
ホイールを外して今回作ったスタンドを変わりに取り付けて固定するだけ。とても簡単!
たったこれだけだがフォークをそのまま床に接地させた状態と比べると劇的に安定する。
今回は木の板を短めにしたが、この部分をもっと長くすれば更に安定する。
安価な1×4材を使用しているのでアイボルトやフックを追加して車に固定できるように改造するのもあり。
ホイールを外してスタンドを取り付け。そのまま車に積み込む。
↑車に積むとこんな感じになる。
この状態で4人乗車可能。ミニバンなので余裕の広さ。
ちなみに2列目シートを一番前に移動させればタイヤを外さずに積み込みができてしまう。
フロントタイヤを外したことでハンドルをシートの後ろ側に押し付けることができ、自転車が安定する。
リアタイヤはロックストラップを使い固定する。ワンタッチで簡単。
既製品
今回の自作スタンドを作るにあたり参考にした商品をご紹介。
自作が面倒な人は買ってしまった方が早いし簡単。
アタッチメントのみ
↓この2種類からをインスピレーションを受けて自作に至った。
精度、剛性、見た目はしっかりしているがちょっと値段高め
キャリア
自作前はミノウラのVERGOを買うか悩んでいた。
汎用性高そうで調整も容易だが値段高め。レビューを見た感じは物は良さそう。
MTBのスルーアクスルだとアタッチメントも追加購入する必要がある。
チープではあるが数百円で似たような機能のものが作れたので、しばらくは自作スタンドで運用予定です。
[おわり]
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