昨日予約したという記事を書いたばかりだが、本日発売日前のストームブレイカーが到着!!!(3月1日発売なので受取りはそれ以降と思っていたが嬉しい誤算)
この日を待っていた方、多いのではないだろうか!?
ストームブレイカーの魅力はメーカーのホームページで詳しく説明されているので参照されたし
何がすごいか簡単に言うと
- ガスとガソリンのハイブリッド
- 耐風性を高めたすり鉢状のバーナーヘッド
の2点
MUKAのプリヒート(予熱作業)無しで使えるガソリンストーブを更にブラッシュアップさせた商品である
フライングゲットしたので早速使ってみた
本体と付属品
セットの内容
- バーナー本体
- ポンプ
- ガスバルブ
- バーナーベース(遮熱シート)
- 収納ポーチ
- メンテンスキット
※ガソリン用のボトルは別売り
▼ポンプはMUKAの物と共通、燃料のボトルもそのまま使用可能
ストーブ(本体)
▼同社のMUKA(SOD-371)ち比べると若干大きめ、縦方向に大きくなっている
▼五徳、回転方向に開いていく
▼五徳、全開時
MUKAと比べると五徳全体が大きくなって安心感があるが、高さ方向に大きくなっているため重心が上がっている
▼バナーユニットははチープな印象
MUAKの本体はアルミ鋳物で作られておりコンパクトで凝縮感がかっこよかった
ストームブレイカーは板金部品が目立ちチープに感じる
個人的にこの部分についてはMUKAの勝ち
特徴的な火口の形状
▼耐風性能の向上が謳い文句のすり鉢ヘッド
使ってみないと効果のほどは分からないが、1年以上発売延期しての商品なので期待度は高い
MUAKの弱点を改善
MUKAストーブの弱点といえばジェネレータージョイント部分の3重Oリングが硬化してガソリン漏れが発生する現象
コンパクトに収納できるようにホースと本体のところが可動式になっていて、可動を得るためにOリングでシールされている
Oリングはゴムなので可動と引き換えに耐久性が犠牲になってしまう
他の方のブログを拝見するとこの部分からのガソリン漏れであわや大惨事ということがあったそうだ。。。
これも使い方によるもので、放熱メッシュや底の広いフライパンなどを使うとメッシュやフライパンが蓄熱しその輻射熱でOリングが硬化してガソリンが漏れてしまうようである
使い方による限定的なトラブルのようにも思えるが、どのような使い方で発生するとか分からないのでこの部分の改善は必要
さてさてストームブレイカーではどのように改善されたかというと、ホースと本体の接続が可動式から固定式になっている
付属の組立図をみるとこの部分ではOリングが使用されていないため、劣化するモノがなくなっているのが分かる
だいたい可動部が壊れやすいポイントになるので、可動部を無くすことで耐久性が向上する
▼接続方法が固定式に変更
MUKAはホースを本体に巻きつけるように収納する
その時に本体とホースの付け根の部分に負荷が掛かりホースの保護メッシュが変形しているのが気になっていた(私のMUKAはこの部分からガソリン漏れはしていない)
繰り返し使うとホースが破損するだろうなと思っていたが、ストームブレイカーではその点が改良されている
写真の保護チューブが巻かれ、付け根部分に負荷がかからないようになっている
この部分でも耐久性の改善がされていて好印象!
▼SOTOのロゴ入りのシリコン製保護チューブが追加
ガスバルブ
MUKAには無かった新機能として、OD缶が使えるようになっている
OD缶の接続には付属のガスバルブを使用する
ガスバルブには名前の通りバルブがついていて、ガス缶をひっくり返して使うときのスタンドとガス流用調節のバルブの2つの機能がある
コンパクトでも安定性抜群
▼ガスバルブの脚を折りたたんだ状態
▼脚を広げる
▼脚を展開
▼缶とホースの接続口、アルミと真鍮の削りだしで加工精度良く丁寧に作られている
最近中国メーカーの粗雑な加工を良く目にするが、細かい部分が精度良く作られていると「この商品買ってよかったな」と嬉しくなる
点火・消火の時はガス缶の向きに注意
スタンドには邪魔くさいタグがついるが、非常に重要なことが書かれているので説明書をよく読んでから火をつける必要がある
ガス缶の点火・消火手順
- 組立・接続・ボンベ取付
- ボンベを直立状態で点火する ※点火時は気化供給
- 火が安定したら(着火5秒後)バルブを下側にひっくり返す ※液体供給に切り替え
- ボンベを直立状態に戻しバルブを閉じて消火 ※消火時は気化供給
- ボンベ取外・分解・収納
ボンベの向きによって供給される燃料の状態が気体・液体の2パターンあるため
逆さ状態で点火すると生ガスが供給され大きな炎が立ち上り非常に危険
燃焼時は点火5秒後に逆さ状態するとの指示が説明書に書かれている、燃焼時にボンベを直立のまま使用すると異常燃焼によりジェネレーターが劣化するのだとか
▼スタンドについているタグ
▼ボンベ接続(直立状態)
▼ボンベ接続(逆さ状態)
遮熱シート
MUKAには防風シートが付属していたが、ストームブレーカは下側の遮熱シートのみになっている
耐風性向上のバーナーヘッドの自信の現れか?
早く屋外で使ってみたところ
▼遮熱シートのみ
点火
ガソリンの手持ちが無かったためガスのみで点火試験
▼点火時はボンベは直立、5秒後に反転させる
▼明るいところなので炎が薄いが問題なく燃えている
時間が無かったので各部の詳細とガスの点火のみになるが、耐風性とガソリンの点火はまた今度にでも
MUKAもそうであったように値段は張るが、所有する満足感を満たしてくれる一品
大切に使っていこう
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