ロードバイクのチューブレス化 グラベルキング&マーベラ

自転車

私の住んでいる地域はいわゆる田舎で、30分も走らずに山の麓にアクセスできる環境です。

自然に囲まれていて外遊びには困らない素敵な環境なんですが、弱点として舗装路の状態が悪く、街中の舗装路ですらアスファルトのクラックや段差があったりしてロードバイクだと気持ち良く走れない状態です。

ロードバイクのほかにマウンテンバイクも乗っていてサスペンションやタイヤのエアボリュームの恩恵を知っているため、ガタガタ道でのロードバイクの振動は苦痛でしかないです…

ロードバイクなのでサスペンションを追加するのも何か違う気がするので、乗り心地が良くなると評判のチューブレス化をやってみます。

ホイールはオークションで適当に購入したTREKの完成車に装着されていたと思われる安いホイールセット。

私の持っているDOMANEは、中古購入時にリム幅19mmの一般的なロード用ホイールが2セットついてきました。それをチューブレス化する方法もあったのですが、グラベル寄りのタイヤ幅が太めの仕様に興味があったので今回新たに21mm幅のホイールセットを購入しています。

TREK純正のリムフラップを使う

チューブレスレディのホイールの場合、ニップルの穴から空気が抜けてしまうので、リムテープを巻くかフラップと呼ばれる樹脂やゴム製のリングを装着してタイヤの漏れ止めを行います。

TREKはリムフラップを推奨してるみたいなので値段高めなのですが、わざわざ買ってきました。
前後で8000円。。。

リムフラップのメリットは耐久性が高いことらしいです。ロードバイクは空気圧高めの状態で使用するため、テープとニップル穴が重なる部分が陥没してしまい1年くらいで交換が必要になるとのこと。

フラップはテープと比べると肉厚の樹脂のリングのため、空気圧によるカ陥没に対しては強く、耐久性があるよとのこのです。取り付けはフラップを被せるだけなので、テープ巻きつけと比べると超簡単です。

タイヤを選ぶ グラキン&マーベラ

パナレーサーのグラベルキングの名前にひかれて絶対このタイヤにすると決めていました。グラベルキングの1番細いやつが32cなので前後ともに32cを購入。

私のバイクは2015年ころのDOMANEです。ちょうどTREKがディスクブレーキに力を入れようとしていたモデルらしく、当時のカタログとかを見るとそんな雰囲気が伺えます。

タイヤが干渉する

最新のDOMANEは時代なのか太めのグラベルタイヤでもバッチリ入るようにフロントフォークとリアアームのクリアランスが確保されています。私の古いDOMANEはフロントは32cが入るのですが、リアは30cまたは28cくらいが限界のようで32cのグラキンを装着するとタイヤがアームに干渉してしまい無理やり装着はできるのですがホイールが回りません…

グラベルタイヤで細身のやつの選択肢があまりなく(あるのですが値段高いor好みじゃない)、どうしたものかと悩みます。

IRCのHPを眺めていると28cサイズかつ意外とお手頃で良さそうなタイヤを発見!その名も「マーベラ」です。グラキンに負けず、割と好きな響きの名前です。商品説明も悪くないのでとりあえずこいつをチョイスしました。

で、マーベラ28cで無事に取り付け完了です。

タイヤ比較

グラキンとマーベラを比べると、個人的にはマーベラの質感が好みです。
・グラキンはサラッとしたゴムで薄い感じ(良い意味で軽い感じ)
・マーベラはゴム表面がしっとりしていて柔らかく、かなりグリップしそうな感じです(こっちの方が好き)

ビード上げに関しては、グラキンはハンドポンプだけでは上がらず自作のインフレーターを使ってビード上げしました。グラキンはビードが上がりにくい印象ですね。

それに対してマーベラはハンドポンプのみでミチミチ、パキパキと音をたてながらあっさりビード上がりました。ゴムの柔らかさやIRCのタイヤの設計の影響なのかなと思います。チューブレスでビード上げが簡単なタイヤはポイント高めですよ。過去に苦労したことあるので…

空気の抜け具合は、マーベラ有利です。

週に一度乗るか乗らないかの感じですが、どちらのタイヤも1ヶ月くらいは空気圧の調整なしで乗れるくらい空気漏れは少ないです。

特にマーベラはずっと空気圧が高いままで、測ってはないのですがグラキンと比べると空気圧の保持期間は長めです。

乗り心地は28cのクリンチャーからフロント32c,リア28cのチューブレスに変更したため劇的に改善してます。タイヤの優劣はサイズ違うし、前後なのでよく分かりません。

クリンチャー28cと比べるとタイヤもホイールも重くなっているので、加速感は明らかに悪くなっていますが、路面のコンディションが多少悪くても気にせず走れるので安定した速度で走り続けることができます。瞬間的に速く走れるタイヤよりも長く安定して疲れずに走れる方が私の使い方にあっています。

チューブレスほんとに良いですよ。
MTBでは軽量化と耐パンクで効果がありましたが、ロードバイクだと乗り心地改善のメリットが大きいです。ロードバイクに初めて乗った時に感じた路面のガタガタによる恐怖がかなり軽減されました。

まとめ

今回ロードバイクのチューブレス化&太めのグラベルタイヤへの交換を行いました。

乗り心地の改善は期待していたのですが、予想以上の結果となりました。段差の突き上げや微振動が大幅に改善され、ゆるゆるサンデーライダーの私にとっては大満足の改造となりました。

何年後になるか分かりませんが、リムフラップの耐久性も確認していきます。

私の中でIRCタイヤに対するイメージが向上して、お気に入りタイヤの一つとなりました。コスパは良いと思います。おすすめです!


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