南アルプスの山中を駆け巡るトレイルツアーを運営されているトレイルカッターさんからMAGURA用のブレーキレバーが発売されたので購入しました。
左右セットで2万円くらいしてなかなかの値段ですが、使用感が良くて気に入っています。
外観
MAGURA純正のアルミレバーはおそらくダイキャストで作られており、いわゆる量産品な質感です。
トレイルカッターレバーは削りだしの質感で、とても綺麗な表面の仕上げになっています。


リーチ調整のボルト用にOリングの緩み止めが入っており、細かいこだわりも感じられます。(ネジ穴の中にOリングがいます)

レバー比較
レバー形状
もともとMT5と互換性を持たせたレバーらしく、私のバイクに付いているMT-Trail Sportsとは互換がないのですが、工夫すれば取り付け可能です。これ書いてる途中で、オプションになりますがMT-Trail用の取り付けキットも発売されました。
↓いろいろ持っていたの並べてみます。

MT5はレバーが大きめで2,3本の指で握るサイズ感です。HC以下はワンフィンガー想定で、私もワンフィンガーで使えるMT-Trailが気に入ってほとんどのバイクに搭載しています。
HCとMT-Trailはほぼ同形状と思って良さそうですね。トレイルカッターはHCに似ていますが、指の掛かる位置が微妙に変更されています。

リバーシブルで同じレバーですが左右で使える設計になっています。これもMAGURAと同じ設計思想。Slicbikeさんがレバーの製造を行っているとのこと。

MT5レバーと比べると長さがかなり違います。指1,2本分は掛かりが異なると思います。

形の似ているHC、MT-Trailと比べると長さはほぼ同じですが、指の掛かり位置が微妙異なっています。

レバーの厚みを比較。トレイルカッターは13mm

マグラ純正は16mm

この3mmがかなり違いを感じるポイントで、ツアーの際に、日本人は欧米の方と比べると手の小さい人が多く、このサイズ感がしっくりくるとお聞きしました。使ったこと無いのですが、シマノは小ぶりなレバーらしくシマノを参考にしたとのこと。
スプリング・シリンダープッシャー
いろいろなレバーがありますが、マスターシリンダーを押すパーツの構造がいろいろあります。
結論を書くとMT5のタイプしか流用できません。レバーの置き換え対象外MT5だけなのも、これが理由です。私は無駄にいろいろなレバーを持っていたので流用できましたが、MT-Trailのみお持ちの方は別売りのリーチアジャストスクリューを購入する必要があります。(1個2000円、高い…)


レバーの形状は似ているけど、小部品が微妙に違っている。HCとMT-Trailはすべて共通なのかというとそうでもないという。

印刷だけでなく細かいところも違っている


リーチアジャストスクリュー
レバーの前後位置を調整するネジがモデルによって違っています。
TRAIL CUTTERのレバーはMT5互換品なのでMT5についているアジャストスクリューがそのまま移植できます。
MT-TrailsportsはなぜかMT5と調整ネジのサイズが異なるためそのまま移植できません。。。

MT5のスクリューはおそらくですがミリサイズではありません。
サイズを測るとM7に近いサイズ感で、M6もM8のネジもどちらも入りませんでした。インチかウィットかどちらかなんでしょうね。ミリだったらホームセンターで入手できるのですが




MT-TrailはM6っぽいです

自分で取り付け後に少ししてからTRAIL CUTTER純正ネジが発売されました! タイミング悪い。。。MT-Trailユーザーの皆様もこれで安心ですね!
取付け
専用の治具があるようですが、持っていないので角材に穴を空けて受ける台にします。

ポンチを使いピンを打ち抜きます。

この手の部品は仕損じると修復できなくなるので、慎重に作業します。ちょっとミスりましたが、何とか復帰しました。取り付けは逆手順です。

使用感
個人的には好きな感触です。
MTBはバイク入手するとすぐにMagura化してしまうので、他のブレーキの使用経験がほぼありません。シマノに似せたトレイルカッターのレバーは手に馴染みやすく、Maguraのコンパクトブレーキよりさらにコンパクトで指のがかりが良いです。
体に常に触れる部分なので、この作り込みはとても大切で、触った瞬間ニヤリとしてしまいます。
性能が大幅に向上するわけではないですし、値段も高いですが、シマノのレバーが好みの方は使って損は無いと思います。おすすめです。

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